ラスト、コーション

  • 2009.07.25 Saturday
  • 00:22
JUGEMテーマ:映画
ウェディング・バンケットからず〜っと大好きなアン・リー監督の
「ラスト、コーション」見ました。
さすが、性描写に賛否両論あり…でしたね。
でも、私はなるほど…という感じでしたけど。
抗日活動に燃える闘士たち。
自分たちの青春にかえて目的を達するまでは、
活動のために命を燃やす。

輝かしい青春の日々。
美しい娘(チアチー)は、ひとりの美しい青年(クァン)に恋をする。
ふたりの距離は縮まるが、その前に塞がるは
抗日活動の固い意思。

ひとりの暗殺ターゲット。
イー氏、トニー・レオン。
ああ、昔はカッコよくてドキドキしたが、
今はなんとなく稲川淳二っぽい?
う〜ん???仕方がないよね。
彼に近づくために美しい娘は、
お金持ちのマイ夫人(美しい娘=チアチー)になりすます。

それがすごいよ。
男に近づくために、
とりあえず女性経験のある闘士の仲間とSEXの練習をするんだから。
好きな男(クァン)は別にいるのに。
「だんだん慣れてきたね」だって…。
その彼クァンも、彼女を気遣うが彼女はもはや自分を物になったように投げ出していく。

ターゲットの男イー氏も、一度の暗殺失敗を経て
年月を経た後、マイ夫人=チアチーに落ちていく。
マイ夫人はやりきれない思いを抱え、
ターゲットの男に身を任せていく。
乱暴でエゴイスティックな愛し方。
その愛し方に身を委ねるうちに彼女も、
彼の心の叫びと孤独を感じ、
ひしひしと受け止めるようになる。

しかし、彼女はスパイ。
どんなにか好きだった男とそうなりたかったか。
痛々しい彼女に、好きだった男が
「すまない」と言いながらキスをする。
「3年前にどうしてしてくれなかったの」
といいながら振り払う彼女。

時は残酷で、今頃…という思いなんだろう。
どんなにか憎い敵の男の方が私を求めてくれているか。

イー氏に最後の時が迫る。
女は、苦しい葛藤を迫られるが
「逃げて」とささやく。

最後の30分ぐらいがホントに息詰まるぐらい、
彼女の思いが切迫して揺さぶられる。

しかし、「最後の警告」をしてしまった後の彼女は、
吹っ切れたようにサバサバ。
逃げも隠れもせずに。

ラストは、そうなるしかないだろうという結末であるが、
イー氏は特務機関の役人だから、チアチーたち活動家を
自分の手で裁くわけね。
彼女が活動家だとわかっても淡々としていたように見えたけど、
たぶん、どうしようもなく動揺していたんだろう。
彼女にあげた指輪を部下に返されて、
「私のではない」
と気丈を装って言った表情がなんとも言えなくて。

チアチーはもしもの時に飲む毒薬を持っていたけど、
それはあえて飲まなかった。
最後だけは、クァンと一緒に死にたかったのか。
ああ、一体なんのために…とやるせなくなる。

アン・リー監督の映画って、
なにがどうしてだか、やたら気持ちを揺さぶられる。
 
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